2018年新年のTV番組をみて(3)

3. 中国ドラマ 三国志 Three Kingdoms (GYAO!)

厳密に言うと、TVじゃなくネット配信ですね。第6部を無料配信しているのに気付いたのは1/10、配信終了が1/14で全16話を見る、という強行軍でした。全体的な印象は、横山光輝氏の漫画「三国志」をドラマにすればこんな感じかな?というところ。横山「三国志」も吉川英治氏の小説「三国志」に近い感じを受け、この3作は「三国志演義」に沿っているのかな?と思いました。(「三国志演義」は読んでないけど^^;)特筆すべきなのは、曹丕の役の人の演技が素晴らしいこと。まさに迫真の演技でした。甘々の2代目という先入観を吹っ飛ばしてくれました。それ以外にも重厚なストーリー作りで、かなり力が入ってる。これはこの作品全部見たくなったあ・・・と見て見たら、前篇、後編DVD27枚組 3900円+送料1500円=5400円ですと!こりゃ買い!だなあ。(正式版じゃないそうで。なるほどね)

4. 中国ドラマ 三国志~趙雲伝~(BS12トゥエルビ)

去年、wowowで放送していた物の再放送です。(全59話。昨日で16話目です)活躍してる割にはなかなか注目されない、蜀の五虎将軍の一人 趙雲(ちょううん)の物語です。wowowでの放送は後半から見てました。物語では、高則(こうそく)と言う悪役が登場しますが、今時のドラマでこれほどの悪人はいないよ、ぐらい悪逆非道を尽くします。しかし、たまに見せる寂しげな表情が気になってました。また見直す機会が出来てよかったです。物語そのものはチープの一言。たまにギャグを挟むけど、これは失笑してしまうレベル。このドラマの売りは影像美と戦闘シーンですね。景色の影像は、墨絵に色を塗るとこんな感じじゃないか、と思わせます。戦闘シーンは長坂破の戦いでの、曹操軍の中、一騎駆け抜けが圧巻です。まさに息をつく暇もない、とはこのこと。あと、趙雲、カッコ良過ぎ、もて過ぎ。(ちと嫉妬)

という感じで、正月早々の三国志攻めは参りました。横山「三国志」と吉川「三国志」を読み耽ってた学生時代を思い出します。そういえば、僕の電子辞書に吉川「三国志」入ってたなあ・・・読み直して見るかな。(しかし最近の電子辞書はすごいね。古典ながら日本文学1000冊入ってる。1冊200円としてもこれだけで20万円の価値があるのね。)