2018年新年のTV番組をみて(2)

3.風雲児たち〜蘭学革命(れぼりゅうし)篇~(NHK)

今年の一番楽しみにしていたのはこれでした。コミックトムに1980年から連載された、みなもと太郎氏の漫画「風雲児たち」をドラマ化した作品です。(まさか今もコミック乱に連載されているとは、Wikipediaを見るまで知りませんでした)そのころコミックトムには横山光輝氏の「三国志」、手塚治虫氏の「ブッダ」も連載されていて、それ目当てで読んでいたらいつの間にかファンになっていました。今回のドラマは、杉田玄白らの「解体新書」編纂の話です。内容はほ原作に忠実、原作と比べてギャグや平賀源内のエピソードが少なめ、という感じでしょうか。やはり実写ドラマだけあって、細かい表情がある分やや重めの印象です。まさかこのドラマでウルッとくるとは思わなかった。

この時代の話のドラマというとかなり古くなりますが、NHKドラマ「天下御免!」を思い出します。平賀源内の話で、かなりぶっ飛んだ設定で滅茶苦茶面白かったです。あまりぶっ飛び過ぎて、子孫の方々からクレームがついたのかな?後半はちょっと慌しかった記憶があります。腑分けの話になるとニコニコ嬉しそうに解剖器具をガチャガチャ拡げる、杉田玄白役の坂本九さんが印象に残っています。

今回面白かったのは、漫画とドラマの「風雲児たち」と「天下御免!」での平賀源内の描き方の微妙な違いですね。「天下御免!」での山口崇さん演じる天真爛漫、のほほん雰囲気の平賀源内、ドラマ「風雲児たち」での山本耕史さん演じるチョイ悪、策士風の平賀源内、漫画「風雲児たち」の粋な遊び人風の平賀源内、どれがホントの姿なんだろう。

「天下御免!」と言えば、日本史で習う前に田沼意次という人物をこのドラマで知りました。田沼意次登場の最後では、自宅に町人達から大量の石が投げ込まれるシーンを強烈に覚えています。真面目に日本の事を考えているのに、なんでこんな仕打ちを受けるのだろう、とその時は理解できませんでしたが、日本史的には悪名として残っているんですね。このドラマの影響で、田沼意次という人物は本当の悪人とは今でも思っていません。

なんか「天下御免!」の話が長くなりましたが、実はこのドラマの脚本家の早坂暁さんが去年の12月16日に亡くなっているんです。追悼の意味も込めて書きました。次でも書くけど、この年末、年始、昔を思い出す事ばかり起こります。

(続く)

 

 

2018年新年のTV番組をみて(1)

去年の暮れは新しいTVが自身で録画がやつになったので、初めて同時3番組録画が可能になりました。おかげで調子にに乗って録画しすぎ・・・録画したのは結構マメに見るほうなので、ホント大変。それに加えて正月早々GYAO!の無料配信動画に嵌りまして、感想を書くのが今になってしまいました。ではさっそくザザッと感想を。

1.紅白歌合戦

二宮くんやウッチャンの司会の上手さは知っていたため、落ち着いて見れました。話題の人もきっちり出演できてたし、僕から見たら成功の方だと思います。僕はジックリ聞いてから好き嫌いを決めるので結構大変です。でもうわべだけ聞いて嫌いと思ってしまって、後で後悔することも多々あるので、これだけはキッチリやるつもりです。よく「何を聞いても同じに聞こえる」と言う人がいますが、それは「音楽を聴く耳を持ってないし、そもそも真剣に聴く気がない」と言っているのと同じだと思います。そんな人には音楽を論じてもらいたくない。

Perfumeについては、酒を飲みながら見てたら「あれれ?終わっちゃったよ・・・」という感じ。後で見直したら、リアルとバーチャルの区別がまったくつかない!前はリアルとバーチャルの境目は判らなかったけど、「あっ今バーチャルだな!」となんとなく判ったけど・・・後からジワジワと凄さがわかってくる。まあ、難しい事を簡単そうに見せるということからは、チームPerfumeは「してやったり!」なのかも。

そしてPerfumeと、ファンであるウッチャンとの絡みも楽しみだったけど、何もなかったですね。

2.CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ

ホント、この生ライブの雰囲気が大好きです。でもこれも見直すのは大変。しかし、ライゾマの演出がないPerfumeのTokyo Girlはひさしぶりに見ましたが、凄味が増している気がします。大々的な演出がなくてもパフォーマンスの質が下がらないのがPerfumeの強みですね。(フェスでは照明すら無い)

(続く)

トップページとぶろぐの写真変更

トップページは弘前城雪灯篭祭りのプロジェクション・マッピングの一幕、ぶろぐの写真は青森駅の近くで行われたやつ〔なんて言うんだっけ?)の様子です。今年も行うはずですので、新しいものを撮ったら入れ替えます。

年賀状

ちょっと早いけど、これからヨッパなんで。

ネットにはいろんな年賀状がありますが・・・みんなカッコよすぎ。大雑把なこれは僕に合ってる。

今年は何をやるのだろう・・Perfume

TV番組 NHK総合 「Perfume × Technology 2017」を見ました。しかし、この番組の中で凄い事実が発覚。以前にもここで紹介しましたが、docomoとのコラボのことなんですが、もう一回リンクを張ります。

要するに3人が東京、ロンドン、ニューヨークと別な場所で同時に踊る、ということですが、実は場ミリがなかったことを告白したのです。いつもPerfumeはステージ上に1、2,3とかいう番号札を等間隔に貼って(場ミリというやつ)ステージ上の立ち位置を調整しているのですが、今回は演出の関係でそれが無い、という事らしい。ちょっと待ってくれ!一体何キロ離れているんだ!お互いに見えてないのにあのフォーメーションを組めるんだ・・・恐らく3人で練習した感覚を覚えているという事でしょう。(お互いの位置の感覚、ね)バンドを組んだことがある人はわかると思うけど、長年やっていると顔を見ただけで合わせられる感覚はわかるが、見えてない所で出来る気がしません。なんかそんな域まで来てしまったのか、と驚愕です。

その他にもこの番組は驚くことばかり。ますます紅白の演出が楽しみになってきました。(でも最初見た時は何をやってるのかわからないけど^^; )この番組を見逃した人は再放送があるのでぜひご覧ください。(紅白前日の深夜だけど)

NHK総合 「Perfume × Technology 2017」
※再放送12/30(土) 24:10~24:40